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大丸梅田で「motokasa」プロジェクト始動 廃棄傘がトートバッグやサコッシュに

「motokasaプロジェクト」発起人の婦人洋品売り場担当・高山朋子さん

「motokasaプロジェクト」発起人の婦人洋品売り場担当・高山朋子さん

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 廃棄傘をアップサイクルする「motokasa プロジェクト」が大丸梅田店(大阪市北区梅田3)で始動。6月23日、1階婦人洋品売り場に期間限定ショップ「motokasa&PLASTICITY」が初出店した。

大丸梅田店と「PLASTICITY」コラボの「トートバッグ」

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 年間約2万6000本の傘を販売する一方で、買い替えのために引き取った年間300本の不要傘を全て産業廃棄物のごみとして捨ててきた同店。その現状に声を上げたのが、婦人洋品売り場担当の高山朋子さん。「捨てること以外に何かできることはないか」と、廃棄傘をアップサイクルする同プロジェクトの発起人として、企画を進めてきた。高山さんは「傘なので防水性や撥水(はっすい)性が備わっており、さまざまなものに再利用が可能。将来性を感じる」と話す。

 今回、ビニール傘を独自の加工法でリサイクルし、トートバッグやサコッシュなどにアップサイクルしているブランド「PLASTICITY(プラスティシティ)」と、NPO法人「パティスリーとっと」(北区)とコラボレーションしたショップを期間限定で出店。ショップでは「PLASTICITY」のアイテムや、同店で回収された傘の生地を使った「トートバッグ」と「サコッシュ」のコラボ商品を販売する。「トートバッグ」(1万6,940円)は、両サイドのホックを留めるとコンパクトなフォルムになる使い勝手の良い2ウエイ仕様。「サコッシュ」(9,680円)は長さの調節が可能で、必要最低限のものが入るサイズを用意した。

 そのほか、商品を購入した客に進呈するティッシュケースや傘ケースなどのノベルティー(無くなり次第終了)や、お気に入りの傘生地を使って作るエコバッグのオーダーメードも受け付ける。

 高山さんは「まずは手に取って、じっくりご覧いただけたらうれしい。全て一点物なので、お気に入りの柄を探しに来て」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~20時。今月29日まで。

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