ホテル阪急インターナショナル(大阪市北区茶屋町、TEL 06-6377-2100)は、4階・5階の中小宴会場とチャペルへのアプローチ部分を改装し、8月23日にリニューアルオープンした。
広さ187平方メートル、着席時60~70人を収容する4階の中宴会場「花風」は、同ホテル内では唯一窓から外が見える宴会場で、披露宴でも人気の宴会場。改装前は花柄のカーペットで明るい雰囲気の宴会場だったが、改装後は「落ち着いた邸宅風のインテリア」をコンセプトに、ランプやドレープのカーテンなどで「クラシカルな中にもモダンさを感じさせるデザイン」(広報担当者)を演出しているという。
開業以来初となる5階部分の全面改装では、4つの小宴会場の間仕切りを可動式にし、2つの中宴会場にした。「山吹・鈴蘭」コネクトルームは、ゴールドとブラックの内装とシャンデリアでゴージャス感とインパクトを、「秋桜・南天」コネクトルームは、ヨーロッパの邸宅風で落ち着いた雰囲気に改装した。各室とも120平方メートルで、40~50人規模の会議や会食とあわせ、ブライダルの新規取り込みも見込む。
同フロアにある、長さ約18メートルのチャペルアプローチ部分は、床に模様入りの大理石、壁一面に鏡を入れ、隣接する庭の明るさと広がりを取り込む工夫を施した。入場扉も新設し、「新婦と父親がチャペルに入るまでの期待感」(同)を演出したという。
同ホテルでは、開業から「Supreme Wedding」をコンセプトにしているが、2009年度は「La vie en Rose~バラ色の人生を~」をテーマに提案する。近年、晩婚化の影響で「こだわりのある大人」が多くなってきたことを受け、「パッケージ化したプランではなくフルオーダーメードのプラン」に対応し、「ベーシックな部分は提案するが食事やシャンパンなど、こだわりのある部分は選べるように」した。
今回の改装に伴う投資額は2億円。2009年度は480組の挙式を目標にする。