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大阪で「うめだ文楽」とベンツがコラボ ラッピングで「文楽カラー」に

雪がちらつく薄暮をイメージしたデザイン

雪がちらつく薄暮をイメージしたデザイン

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 グランフロント大阪(大阪市北区大深町)北館1階の「メルセデスミー大阪」に12月26日、「うめだ文楽」「国立文楽劇場」とコラボレーションしたラッピングカーが展示された。

車の中からひょっこりと顔を出す「梅川」(右)と「忠兵衛」(左)

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 コラボカーはメルセデス・ベンツに、群青色と赤紫色のグラデーションを施したもの。雪がちらつく薄暮をイメージしたデザインで、来年公演する作品「傾城(けいせい)恋飛脚」の世界観を表現する。手掛けたのは、うめだ文楽初回からビジュアルアートワークを担当しているアートディレクターの池田壮平さん。

 26日の除幕式では、文楽人形の「梅川」と「忠兵衛」が登場。忠兵衛がハンドルを握ったり、オープンカーから2体が顔をのぞかせたりと遊び心のあるポーズを披露した。人形遣いの吉田簑紫郎(みのしろう)さんは「伝統あるメーカーとコラボできてうれしい。梅川も忠兵衛もこんな車があれば、『新口(にのくち)村』に20日間も掛からずたどり着けたはず」と物語の内容を絡めたコメントで笑いを誘った。

 「うめだ文楽」の公演は来年2月2日~4日。コラボカーの展示は2月4日まで。

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