うめきたエリア初の地ビール完成 ホップは「うめきた2期」産

「うめきた2期」の一部をホップ農園として利用した

「うめきた2期」の一部をホップ農園として利用した

  • 185

  •  

 JR大阪駅前の空き地「うめきた2期」(大阪市北区大深町)で収穫したホップを使うエリア初の地ビール「うめきた地ビール」が12月9日に完成する。

収穫した毬花(きゅうか)。ビールの原料となる

[広告]

 2016~2017年度うめきた2期暫定利用事業者である市民団体「うめきた楽市楽座」(大阪市北区)が企画した。

 今年5月に、うめきた2期内の農園800平方メートルでビールの原料となるツル性植物「ホップ」(カラハナソウ)の栽培を開始。11月に毬花(きゅうか)を収穫し、ビールを仕込んだ。収穫したホップは約1キロ。うち500グラムを使い、約200リットルのビールを製造した。

 味わいは「ベルギーのセゾンスタイルの特徴であるフルーティ、スパイシーな香りに、ホップの爽やかな苦味、香りがパランスよく加わっている」とうめきた楽市楽座の担当者。「りんご果汁が入っており、複雑な甘い香りはビールが苦手な方でも喜んでいただけるのでは」という。

 完成した地ビールは、天満橋の「ブリューパブ テタールヴァレ」(大阪市中央区)で1週間程度販売する。価格は、グラス(200ミリリットル)=378円、ジョッキ(350ミリリットル)=540円、UKパイント(560ミリリットル)=756円。

 うめきた2期では現在、2018年度(2018年4月1日~2019年3月31日)の暫定利用者を募集中で、来年2月下旬に事業者を決める。うめきた楽市楽座は来春~来秋にも同地でのホップ栽培を計画している。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース