北新地に80年代音楽バー「レトロ」 BOOWYなどレコード1000枚

「遊びに来る感覚で来店して」と店主の岩田さん

「遊びに来る感覚で来店して」と店主の岩田さん

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 大阪・北新地に2月22日、1980年代音楽をテーマにしたバー「バー・レトロ」(大阪市北区曽根崎新地1、TEL 06-6455-0106)がオープンした。

壁一面に飾られたレコードジャケット

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 店内壁一面に、アイドルやスターを大写しにしたレコードジャケットが並ぶ。レコードの在庫は約1000枚。選んだ曲をカウンター上のレコードプレーヤーで聴きながらお酒が飲める。

 「最近、並べた椅子で上手に寝られるようになった」と笑うのは店主の岩田正信さん(46)。腕時計卸売を手掛けるワンダークエスト(大阪市北区)の社長でもある。

 「社長になってから『何が儲かるか』ばかり考えていた。一度、発想を変えて『何をしたいか』を基準にしてみたい」と今年2月、1980年代の流行歌をコンセプトにしたバーを開いた。

 飲食業界での勤務経験はなし。開業すると40代を中心に客が集まった。カメラマンやヘアスタイリストなど職業はさまざま。開業前には他人同士を引き合わせるような静かな店を想像していたが、ふたを開ければにぎやかに更け行く夜が続く。

 「フレンズ」(レベッカ)、「め組のひと」(ラッツ&スター)、「天井裏から愛を込めて」(アンジー)、「EQUALロマンス」(CoCo)、「モア」(アースシェイカー)と、往年の名曲が次々リクエストされる。「BOOWY(ボーイ)の曲に反応する人が多い。『演奏技術が凄い』などと盛り上がる」と岩田さん。

 リクエスト曲に応えられずに、悔しい思いをしたことも。後日慌てて入手したものの、時すでに遅く、再訪はしてもらえていないという。それでも、客の話を聞きながら、少しずつ在庫を増やしている。

 岩田さんは「自分の部屋をイメージして開いた店。遊びに来る感覚で来店してもらえたら」と話す。

 ドリンクは、ウィスキー(30ミリリットル~)、ビール、「モスコミュール」「ジンジャージンジャー」(以上800円)、ソフトドリンク(600円)など。

 席数は9席。チャージ料(駄菓子食べ放題)=500円。営業時間は20時~翌3時。土曜・日曜・祝日定休。

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