ヤンマー本社ビル(大阪市北区茶屋町)の社員食堂が2月4日から、週末ランチ限定で一般開放される。
風を受ける帆をイメージした外観と、1階で営業するユニクロが特徴的な同ビル。最上階12階にある社員食堂「プレミアム マルシェ 大阪」からは梅田の摩天楼が見渡せる。
第1次産業をサポートする総合産業機械メーカーの同社が、「生産者と消費者を直接つなげる場を提供したい」と一般への開放を決めた。
メイン料理は社員が考案したという一汁三菜スタイルのランチセット「プレミアムマルシェランチ」(1,000円)。肉か魚を選び、ご飯、汁物と組み合わせる。フリードリンクが付く。サラダにはグループ会社が水耕栽培で育てた減農薬野菜を使っている。
もう一品は甘辛の「プレミアムマルシェカレー」(900円)。食堂中央部にあるガラス面に囲まれた養蜂場「ビー ガーデン」で採取したハチミツを添えて提供する。サラダとフリードリンクも付く。
店内は約200席。六角形テーブルのボックス席や、大テーブル、カウンターなどさまざまな形態の席を配置。子ども用いすや、コンセント付き座席も用意する。
同社総務部の山田耕一郎部長は「週末の茶屋町は意外にゆっくりと食事できるところが少ない。価格も手頃なので、若い方の利用もあるのでは。関西大学や大阪工業大学のキャンパスもあるので学生の来店もあるかも」と話す。
社員食堂の一般開放は、2014年の本社完工時に構想。昨年8月から半年間、各種許認可の手続きに取り組み、実現にこぎ着けた。各日の来客数として200人程度を見込む。
来店時は正面玄関から入り、中央の直通エレベーター2機を利用する。営業時間は土曜・日曜=11時~15時。