世界的キャラクターのスヌーピーが11月2日、大阪市の「子育て親善大使」に選ばれ、同日、市庁舎で任命式が開かれた。
式には、村上龍一大阪市副市長と、スヌーピー、中津保育園に通う5~6歳の園児約30人が参加。スヌーピーは園児たちの呼び声で登場し、壇上で副市長から任命証を手渡された。市が「子育て親善大使」を任命するのは今回が初めて。
大阪では、11月の児童虐待防止推進月間に、子どもへの虐待防止を訴える「オレンジリボンキャンペーン」に府域全体で取り組んでいる。周囲の子どもに関心を持ってもらい、虐待をなくす輪を広げていくのが目的。
スヌーピーの大使就任は、12月4日に公開される映画「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」に合わせたもの。「一生懸命に生きる子どもたちのすばらしさ」を掲げた映画のテーマに、同市の子育て支援策の趣旨が合致したという。
村上副市長は「大阪市の現状として、まだ子どもの虐待件数が多いのは事実。スヌーピーにもご協力をお願いし、子どもたちが健やかに元気に育つことを祈りたい」と期待を寄せる。