JR大阪駅の「エキマルシェ大阪」(大阪市北区梅田3)に6月16日、たい焼きとコールドプレスジュースの店「Patit tai(パティタイ)」がオープンした。運営はTMK(大阪市中央区)。
和洋のスイーツを融合した新感覚のたい焼きを販売する同店。主力商品はプチたい焼き「パティ鯛」。外側がパイ生地でできており、歯ごたえの良さが特長。中身も、定番のあん、カスタード、チョコレート以外に、ガトーキャラメル、スイートポテト、チーズクリーム、ヨーグルトクリーム、りんごクリーム、抹茶、いちごミルクの計10種類と豊富にそろえる。
このほか、総菜たい焼きの「パティ鯛デリ」(カレー、ボロネーゼ、ジャーマンポテト)や、衣を半分付けて揚げたたい焼き「パティ鯛フリット」も販売する。管理栄養士が監修し、店内調理場で市場直送の野菜や果物を搾って製造するコールドプレスジュース「パティ・ルセット」も扱う。ターゲットは幅広い世代の女性層だが、訪日外国人の土産物需要も呼び込みたい考えという。
調理機器の販売を手掛ける同社が食物販店を開発するのは今回が初めて。2014年12月ごろに島根県で老舗のたい焼き製造工場と知り合い、「たい焼きというコンテンツで何かできるのでは」(同社取締役の藤田堅太朗さん)と考えて構想が持ち上がった。「たい焼きが持つ「日本の伝統食」という安心感を残しながら、女性を意識した新しい見せ方」(同)を模索、和菓子に洋菓子の味わいを融合した「パティシエ風たい焼き」という新商品に行き着いた。今後はこの1号店を皮切りに、全国に展開し、アジア進出も視野に入れる。
パティ鯛は、パック販売(4個×2味)8個入り=540円、(4個×4味)16個入り=1,080円、 (4個×6味)24個入り=1,620円。パティ鯛デリは1個324円、パティ鯛フリットは1個162円。パティ・ルセット(200ミリリットル)=540円。
営業時間は10時~22時。