ひねるとミカンジュースが出る蛇口が6月10日、阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)8階に期間限定で登場した。
同店が開く物産展「阪神の四国味めぐり」の一環。「愛媛では蛇口からミカンジュースが出てくる」という冗談を、同県松山市内でかんきつの製造・加工を手掛ける石丸農園が実現した。
「蛇口からみかんジュース」は1杯270円。店の一角にある蛇口をひねって、冷たい果汁100%のミカンジュースを自分で注ぐことができる。
蛇口を開発したのは2010年ごろで、当初は地域の催しなどに運んで使っていた。14年からは主に松山空港内の自社店舗内にあり、一緒に写真を撮る観光客でいつもにぎわっているという。
関西では今回が初登場。運営する修斗の石丸智仁社長は「ジュースには、自分たちの農園で栽培、山に登って収穫した伊予柑(かん)と美生(みしょう)柑を使っている。愛媛産ミカンのおいしさを味わっていただければ」と話す。スタッフの崔(さい)理沙さんも「さっぱりとした甘さが特徴で、とてもおいしい」とアピールする。
営業時間は10時~20時(最終日は17時まで)。今月16日まで。