梅田で1月29日、男性が家事や育児などを体験して学ぶ「イクメン大学」の入学式が行われた。
イクメン大学は、人生を楽しみ、女性に求められる男子力を磨く場所と位置付け、「コミュニケーション」「おもてなし力」「マネジメント力」「ボクシング」「育児」の5つの男子力を身に付けるプログラムを各専門講師による講義として提供。これから育児をする男性を対象とし、結婚や育児に対して自信をつけ、前向きになり、幸せいっぱいの家族を支えていってもらうことを目的とし、同大学学長の秋山剛さんが企画した。修了者にはイクメン大学が認定する民間資格「イクメン士」の認定証を発行する。
「コミュニケーション」は心理学の講師が担当し、デートプランの作成や女性との接し方などを学び女性を理解するプログラム。「おもてなし力」は料理教室の講師が包丁の使い方や料理を指南、「マネジメント力」は、一級建築士やライフオーガナイザーが日々の生活や仕事にも役立つ整理術を伝授する。「ボクシング」は元プロボクサーでもある秋山さんが担当し、ボクシングを通じて自分の気持ちと体力の限界に挑戦。「育児」は助産師により水浴や妊婦体験をする。
入学式には、未婚男性を中心に8人が出席。秋山学長のあいさつ、講師紹介のほか、イクメン判定テストなどが行われた。秋山学長は「イクメン大学では、出会い、結婚に対しての自信、思いやり、気遣いを得られる」とあいさつで述べた。
授業は隔週日曜に行い、1回2時間、全10回のプログラム。会場は梅田阪急ビルオフィスタワー会議室(角田町)やライザースポーツボクシングジム(豊中市)などを予定。学費は10万円。4月からスタートする1期生の申し込み方法はイクメン大学のホームページで確認できる。