ユニクロが10月31日、国内3番目のグローバル旗艦店「UNIQLO OSAKA」をヤンマー本社ビル（大阪市北区茶屋町）内にオープンする。

店舗外観

　「大阪最高のユニクロは、世界最高のユニクロだ」をコンセプトに、ヤンマー本社ビルの1階～4階に出店。売り場面積は約890坪。スタッフは約360人雇用し、日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語に対応。日本国内では初めて黒のコーディネートで統一し接客する。

　フリース発売20周年を記念し、1階は天井高5.5メートルの壁面をフリースで埋め尽くす。4面あるモニターでは、過去から現在のフリースのCMを映し出している。カシミヤ、ウルトラライトダウンなど、各フロアの主力アイテムも集めた。2階のウィメンズフロアは、フリース、カシミヤ、ルームウエアなどフルラインアップする。

　3階はキッズ、ベビー、メンズフロアで、半分以上の面積をベビー、キッズ商品が占める。オープン日から販売開始するアンダーカバーとのコラボ商品がフルラインアップでそろうほか、これまでユニセックスアイテムが多かったキッズアイテムは、今年の秋冬からボーイズ、ガールズ商品を増やした。トイレにはベビールームやベビーカーと一緒に入れるトイレを設置し、幼稚園教育免許保持者のスタッフを配置するなど、子ども連れの来店客に配慮した環境を整える。ディスプレーの前に立ってさまざまなアイテムの試着体験ができる「へんしんミラー」も設置。

　4階のスペシャルフロアには最新アイテムをそろえ、「+J」やイネス・ド・ラ・フレサンジュとのコラボアイテムをラインアップ。西日本初のUTストアも登場し、自分でデザインしたTシャツをプリント・購入できる「UT me！」も期間限定で設置する。ヒートテックはフルラインアップをそろえる。

　30日に行われたプレス発表会では、同店の広告に起用されたモデルのSAWAさん親子が登場。パリコレモデルなどで活躍したSAWAさんは「日本では子ども連れでの買い物は気を使って買い物に集中できないが、ベビーカーで通れる広さ、授乳スペースもあり、世界で展開するユニクロだからできたのでは」などとトーク。

　「ファーストリテイリング」グループ執行役員の果瀬聡さんは「商品、品質、価格、ユーモアに厳しい大阪のお客さまのおメガネにかなうような店を作り、世界に発信していきたい」と意気込む。

　通常営業時間は11時～21時。31日は10時オープン。