「ECCアーティストカレッジ梅田校」(大阪市北区中崎西2、TEL 0120-988-062)で3月30日、英語落語教室の発表会が行われた。
7回目の発表会となった同日の出演者15人は、昨年10月~今年3月、10回にわたり同校で英語落語を学んできた。講師で現役落語家の桂あさ吉さんが「今日の晴れ舞台のために、1人1人の顔を思い浮かべながら1日かかって考えた」という「芸名」をもらい、高座に上がった。
子どもに英語を教える仕事をしていることから「生意気な子どもへのうまい切り返し方」を自らの経験を交えて紹介したECC亭吉之嬢さんや、「気になるおなか回りの原因は『プリン体』?髪の毛の色が2トーンカラーだから?」と芸名の由来にちなんだ自己紹介をするECC亭プリンさんなど、出演者らは枕部分で英語と日本語を交え自己紹介を行った後、身に付けた英語落語「おごろもち盗人(A Mole Thief)」「動物園(The Zoo)」などを披露。満席となった会場をわかせた。「各自の個性を存分に生かす」という方針で指導を行ってきたあさ吉さんは「全員見事に個性を発揮していた」と感心しながら評価した。
発表会終了後に受講者らから感謝の花束を贈呈されたあさ吉さんは「(昨年10月の)入門から目覚しい上達ぶり」と振り返り、「日本人が英語を聞いて笑えるのが英語落語の魅力」と話す。受講者らに対しては「身に付けた技術を『宝物』として、機会があれば人前でも披露してほしい」と期待を寄せる。
次回の開講は5月13日~。4月8日・22日には体験説明会を開催する。