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小橋賢児さん、梅田で初監督作品「DON'T STOP」舞台あいさつ

初日舞台あいさつに登壇した小橋賢児監督

初日舞台あいさつに登壇した小橋賢児監督

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 テアトル梅田(大阪市北区茶屋町、梅田ロフト地下1階)で9月15日、映画「DON'T STOP」の初日舞台あいさつが行われ、小橋賢児監督が登壇した。

映画のワンシーン

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 8歳で芸能界デビューし、ドラマ「ちゅらさん」シリーズ、映画「あずみ」など、数多くの作品で俳優として活躍してきた小橋さん。2007年に俳優業を休業しアメリカに留学。帰国後、ファッションブランドの映像制作やイベントプロデュースなどで活躍している。

 作品は、交通事故で下半身と左腕の自由を失われ一日の大半をベッドの上で過ごす通称CAP(46)が「一度でいいからアメリカに行って、ハーレーでルート66を走りたかった」と話したことをきっかけに、作家で自由人の高橋歩さんとその友達、CAPの母親とその幼なじみ、娘2人の11人が過ごした、テキサスからサンタモニカまでの10日間、4200キロの旅を追ったドキュメンタリー。初対面の高橋さんから構想を聞いた小橋監督が「映画を撮ったことはないけど撮らせてほしい」と申し出て実現した。

 上映後の舞台あいさつに登壇した小橋監督は「8歳から俳優をしてきて、環境を言い訳にしてきたが自分の可能性がもっとあるんじゃないかと思った。旅や留学で自分の感じたことを伝えたいと映像制作を始めた」「『大人は夢に理由をつけたがるが夢に理由はない。ただワクワクしたいだけだ』というストレートな歩くんの言葉が響き、撮ったことはないけど映画を撮りたいと思った」と、メガホンを取るまでの経緯を説明。

 高橋さんとの初対面の翌日、高橋さんから「僕はいいけどプライベートな旅だから」と言われ、CAPの住む北海道に飛んだという小橋さん。「ファンキーなおやじって聞いていて、一見怖そう」と思ったが、映画を撮りたいと話すと「OK!OK!I'm HEROと快諾してくれた」と出会いを振り返る。編集は3カ月を予定していたが途中で不安になり、その後3カ月を要した。「不安になったが直感を信じてやるんだと思っていたら、ある時、言葉やシーンがつながった。奇跡って起こるんだ」と編集時の様子を振り返る。

 小橋監督は「一過性のはやりじゃなく、人から人に伝わるものになればと作った。歩くんに声を掛けたお母さんから始まり、いろんな人の心につながって、またここからいろんな人に伝わって、映画を超えて残っていってくれれば」と結んだ。

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