新梅田シティのお化け屋敷「ゆびきりの家」、報道陣に内部公開

新梅田シティに登場した「梅田お化け屋敷2012 ゆびきりの家」

新梅田シティに登場した「梅田お化け屋敷2012 ゆびきりの家」

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 7月13日から新梅田シティ(大阪市北区大淀中1)1階特設会場で期間限定開催される「梅田お化け屋敷2012 ゆびきりの家」の記者発表会が12日に行われ、報道陣に内部が公開された。

「ゆびきりの家」のドアを開けると…

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 これまで約40カ所のお化け屋敷を手掛けてきたお化け屋敷プロデューサー・五味弘文さんの関西初上陸作品となる同お化け屋敷。小学校低学年の主人公「あやこ」はある日、母親に「夕方まで家に帰らず遊んでいたら迎えにいく」と言われ、母親と指切り。しかし、気になって途中で家に帰ると母親の姿はなく、いつまで待っても帰ってこなかった。そのころから思うように動かなくなり、鍵状に曲がってしまったあやこの小指。大人になって恋人ができ、小指の秘密を知った恋人は翌週遊園地に行こうと誘うが当日、恋人は現れなかった。あやこはまた捨てられたことを知り、孤独のうちに死んでしまうというストーリー。

 記者発表に登壇した五味さんは「お化け屋敷を手掛けて20周年になる今年。主催の毎日放送から大阪ならではのお化け屋敷を作ってほしいと言われた」といい、「大阪は文楽発祥の地、文楽といえば心中物などで、心中を掘り下げると今の約束の意味につながる『指切り』にたどり着いたことからテーマが決まった」。五味さんのお化け屋敷の特徴である、参加者が物語の中で果たす役割には、「お化け屋敷の中で成仏できずにいるあやこを見つけ出し、成仏させるためにあやこと指切りをする」というミッションを与えた。「死んでいる人と指切りをするのは怖い。約束を守るためには自分があっちに行くしかないから」。

 外装と内装を手掛けた毎日放送美術部の上中普雄さんは「五味さんのコンセプトに基づき、自然な昭和の日常空間を作るように心掛けた」、毎日舞台の仁部敏博さんは「プレハブの中に迷路のようなものを作った。普通のドラマよりちょっと大げさにリアリティーを持たせて作った」と話す。各部屋の空間に合う装飾を作ったといい、「始めは怖くて見られないと思うが、2~3回入って細かいところまで見てもらいたい」。

 お化け屋敷から出た後は、出口にあるQRコードを読み込み「梅田お化け屋敷肝っ玉度診断サイト」にアクセス。お化け屋敷の中で起こった出来事について問題が出題される。「怖がってなかったんだったら分かるよね」(事業局の荒井丈介さん)という意味で肝っ玉度診断サイトとしたという。

 五味さんは「これまでのお化け屋敷の中でも怖さはトップクラス。キャストのレベルも高く、今でこれぐらいなら8月はもっと大変になるのでは」と期待を寄せる。

 開催時間は7月13日~8月10日=16時~21時(土曜・日曜・祝日=12時~)、8月11日~9月2日=12時~21時、9月3日~9日=17時~21時。入場料は900円(未就学児の入場不可)。期間中、梅田スカイビルイーストタワー3階回廊特設会場ではパネル展「お化け屋敷の歴史展」(入場無料)を同時開催。

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