大阪市内の20ギャラリーで現在、猫をテーマにした作品展「猫ふんじゃったなギャラリーたち」が開催されている。
今年でギャラリー10周年を迎えた「10W gallery(テンワットギャラリー)」が10年前に、「ギャラリーに猫がいるから猫展をしようか」と始めた「猫ふんじゃったなギャラリー」。2009年から周辺のギャラリーに呼び掛け合同で猫展を始め、今年は20店での開催となった。
同ギャラリーでは、これまでギャラリーで作品展をした作家らに声を掛け63人が参加。漫画家・西村しのぶさんの4コマ漫画「猫ストーカー日記」の原画やハリガネ画家・升田学さんのハリガネ画、カメラマン・横山こうじさんの写真などを展示販売する。「『私の猫作品を見て』という人からプロまでが出品している。このごった煮が面白いのでは」とオーナーの酒井章子さん。販売価格も50円~10万円までと幅広い。今月3日には、アニバーサリーイベントとして、升田学さんのハリガネ画ライブ制作も開く。
広域梅田圏では、「ホイマイギャラリー」「雑貨店カナリヤ」「乙画廊」(以上、北区西天満)、「ギャラリー びー玉」(紅梅町)、「ニアリーイコールギャラリー」(中崎)、「ギャラリー遊気Q」(中央区伏見町)、「ラ・メゾン・デュ・シャノワール」(道修町)、「フレイムハウス」「画廊喫茶フレイムハウス」(以上、淡路町)が参加。
各ギャラリーの情報をまとめたガイドブックは、地図を大きくするなどして改良を加え今年も制作。全ギャラリーを巡ってもらおうと昨年からスタンプラリーも実施。昨年は28人が「完走」した。
酒井さんは「今後も『5月の大阪はネコ祭り』という認知を広げていきたい」と話す。
開催期間、時間は各ギャラリーで異なる。