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阪急百貨店で「デニム アート チャリティー」-クリエーターが残布で制作

7階特設会場で展開する「デニム アート チャリティー」

7階特設会場で展開する「デニム アート チャリティー」

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 阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)7階で3月7日、「デニム アート チャリティー」が始まった。

デニム残布で制作した裂きぐるみ

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 同日から「春の阪急祭」を展開する同店。婦人服ではデニムに注目し、「日本のモノ作りの力を知ってほしい」と岡山県・児島のデニム素材メーカー「コレクト」とコラボレーションし、婦人服10ブランドが同店限定のワンピースやジャケットを販売している。

 この企画に合わせ、東日本大震災発生から1年たつことから「デニム アート チャリティー」を企画。「コレクト」の協力を得て、通常廃棄する残布やB反を譲り受け、チャリティーのためのアート作品を制作した。

 「スプリングガーデン」をテーマにした作品は、ぬいぐるみ、バッグ、額画、裂きぐるみ、コサージュなど約100点。関西を中心に活躍する若手クリエーター21人がデニムを使い制作した。「同じ生地を渡しても、洗いをかけたりペイントしたり個性が出ている」と同店の福良智子さん。価格帯は2,000円~3,000円が中心で、「アートにもともと興味のない人にも気軽に買っていただけるよう安めに設定した」という。作品は全て一点もので、無くなり次第終了。

 福良さんは「百貨店としてアート作品との出合いの場を提供でき、結果、寄付や物を無駄にしないことにつながり、若手の人の発表の場になる。これをきっかけにチャリティーに参加してもらえたら」と話す。収益金は全額、東日本大震災の遺児を支援するため「あしなが育英会」に寄付するという。

 営業時間は、日曜~火曜=10時~20時、水曜~土曜=10時~21時。今月13日まで。

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