天神橋筋商店街3丁目・萌黄通りに12月24日、2012年に向けた希望に満ちた漢字「笑」の書が掲出された。
同商店街が「日本全体が不況の中、明るい気持ちを漢字に表そう」と2008年から始めた「希望に満ちた漢字一文字募集」。来年に期待を込め、夢を託したうれしい・楽しい・感動する・明るい「漢字」を広く募集し、488通の応募の中から52票の投票があった「笑」の字が選ばれた。
「笑」と投票した人からは「来年はいい出来事がたくさんあって笑いがある楽しい一年になりますように」「一人でも多く笑顔になる人が増えますように」などの思いが添えられた。掲出した「笑」の書は、大阪天満宮の寺井種伯宮司が揮毫(きごう)した。
2位には「今年ほど人と人との絆を痛感したことはない」「家族の絆、地域の絆…当たり前のことをあらためて大切と思った」と、日本漢字能力検定も選んだ漢字「絆」、3位には「災害や不況に負けず、新たな日本を作ろう」「新しい気持ちで前に向かって歩いていこう」と「新」が投票された。
天神橋筋商店連合会の土居年樹会長は「商店街を『笑』店街に変え、天満天神繁昌亭と連携しながら笑いを発信したい」と話す。
掲出は来年2月29日までを予定。