天神橋筋商店街(大阪市北区天神橋)1~3丁目に12月10日、関西大学の学生が制作した大型絵馬が飾られた。
2008年から始まった同大学学生の絵馬制作。絵馬は縦1.5メートル、横2.2メートルのプラスチック板に壁紙素材を貼り、アクリル絵の具で着色したもの。来年の干支「辰(たつ)」を3枚6面に描いた。
制作したのは同大社会部・大西正曹(まさとも)教授の3回生ゼミ生14人。デザインを担当した是枝大祐さんは「天神祭のとき、店舗の人たちの力強さを体感した。まだまだ元気になってほしい」との思いを込めてデザインしたという。制作には約1カ月を要した。
今年は震災があり、「厄をはらって福を招く」イメージの宝船も入れたと是枝さん。「竜は伝説の生き物なので、お寺の日本画などをインターネットで調べてオリジナリティーを加えて描いた」と振り返り、「辰の力強さ、りりしさを、商店街を通行している人に見てもらいたい」と話す。
絵馬は来年3月まで掲げる。