西日本旅客鉄道(JR西日本)は8月27日、JR大阪駅前地区の再開発に日本郵政公社と共同で乗り出すことを発表した。
今回の開発対象となるのは大阪駅南西部の「大阪中央郵便局」、JR西日本所有の「大弘ビル」「アクティ西駐車場」(ともに大阪市北区梅田3)で敷地面積は約12,900平方メートル。商業施設やオフィスが入居する複合ビルの建設を想定している。
計画内容はまだ発表されておらず、「30階超程度になるのでは。完成時期もこれから検討するが、郵政公社としては2011年を目指したいとしている。2008年の夏には全体像を発表できると思う」(JR西日本広報)と話している。
今回の開発対象となっている大阪中央郵便局は吉田鉄郎氏が設計。1939年に竣工され、当時は現代建築として高く評価された。そのため保存を求める声も多い。
JR西日本は大阪駅の改良工事と、三越が入居予定の「新北ビル」の建設を発表しており、そのほかにも梅田地区では旧サンケイビル、阪急百貨店など大型再開発が相次いでいる。