新梅田シティ(大阪市北区大淀中、TEL 06-6440-3901)で6月3日、「仙台七夕まつり」の飾り玉を装飾する「第5回 梅田七夕」が始まった。
梅田スカイビル商店会の理事が2006年に仙台七夕まつりを訪れ、「この祭りを梅田でも味わっていただきたい」と思ったことがきっかけで、飲食街「滝見小路」での装飾(2007年)を経て、2008年からは新梅田シティ全体で仙台から七夕の飾りを借りて実施する。5年目を迎えるにあたり、「恩返しとして何をするべきか」と考えてきたが、「被災地へ心を寄せつつ、大阪で七夕祭りを開催することで復興への祈りと支援を届けたい」と、鳴海屋紙商事、仙台七夕まつり協賛会らの協力の下、例年通りの実施を決めた。
期間中、新梅田シティのゲート、梅田スカイビル、中自然の森、滝見小路、空中庭園展望台、ウェスティンホテルなど、街全体に和紙で作られた飾り玉を装飾。併せて、「この祭りを震災復興支援へつなげられたら」とさまざまなイベントを用意する。
7月8日まで実施する「折り鶴プロジェクト」では、滝見小路や空中庭園展望台に「折り鶴コーナー」を開設。来場者やオフィスワーカーから被災地への応援メッセージを書いた折り鶴2万羽を集め、七夕飾りの吹き流し部分を作り飾り玉を作る。完成した飾り玉は、8月6日~8日に開催する本場「仙台七夕まつり」の会場となる青葉商店街に飾られるという。
梅田スカイビル地下1階の滝見小路では「仙台グルメフェア」を開催。「仙台の物産を消費することで支援したい」と、ご当地食材「油麩(あぶらふ)」を使い、各店が趣向を凝らしたメニューを提供する「油麩丼フェア」や東北の地酒フェアを開く。そのほか、「ミンナDEカオウヤ」プロジェクトに協力し、被災した障害者福祉事業所で生産された授産品を販売する直営店舗を滝見小路内に開いたり、仙台の観光PRコーナーや募金箱を設置したりするなどの支援活動も行う。
梅田七夕は8月8日まで。