「COACH(コーチ)梅田ハービスENT」(大阪市北区梅田2)で6月7日、東日本大震災復興支援「コーチ メンズ ベースボール チャリティー イベント」が開催された。
1941年創設、今年70周年を迎える同ブランド。創業者は、使い込まれた野球のグローブが持つ質感や風合いにインスピレーションを受け、革小物やバッグなどに使用する「グラブタンレザー」を開発した。チャリティーでは、このグラブタンレザーを使用した限定商品の売り上げを復興支援金として寄付することから、今回のチャリティーイベントが企画された。
トークショーには、俳優で阪神タイガースファンの佐藤隆太さんと野球解説者の赤星憲広さんが登場。ハーフパンツスーツにちょうネクタイ、黄色と黒の靴下で登場した佐藤さんが「こっちに来るとタイガースカラーですよね」と靴下に触れて話すと、赤星さんが「阪神の話は今、関西では禁句」といい、冒頭から会場を沸かせた。
その後、「現役9年間でグローブは2つ。2年目から引退までは同じグローブを使っていた」(赤星さん)、「高校まで野球をやっていた。今でも車に積んで、現場の合間にキャッチボールをしている」(佐藤さん)などと、グローブにまつわる話を披露。チャリティー特別限定商品の「ベースボールグローブ」(4万2,000円)や「ベースボール」(1万500円)、「ダッフルバッグ」(9万9,750円)が登場すると、「すごくいいグローブ。試合でも使える。ボールはかっこいいので打ったら申し訳ない」(赤星さん)、「これ(ダッフルバッグ)で草野球に行ったらかっこいい」「野球にルーツがあると聞いて、しかも野球ドンピシャの商品があるとくすぐられる」(佐藤さん)などと話した。
震災に話題が移ると赤星さんは「解説しながらも野球人として選手を外からバックアップできれば。昨日も試合前に募金活動をした。野球を通じて被災者を勇気付けられれば」、佐藤さんは「どういう風に人前に立てばいいか迷ったが、被災地にいる友達に会いにいったら、『変わらず隆太が出てくれたら』と言われた。自分にできることを自分なりにやっていきたい」と、それぞれ思いを口にした。
チャリティー特別限定商品は同店のほか、「コーチ丸の内」「同 新宿三越」、オンラインショップで今月16日まで販売する。商品がなくなり次第販売終了。今月10日からは、Yahoo!オークション「東日本大震災チャリティーオークション」に、阪神タイガース・鳥谷敬選手や千葉ロッテマリーンズ・井口資仁選手、オークランド・アスレチックス・松井秀喜選手、ボストン・レッドソックス・松坂大輔選手らがサインをした直筆サイン入りベースボール型皮製ペーパーウエート(20個限定)を出品する。