阪神百貨店(大阪市北区梅田1、TEL 06-6345-1201)地下1階・食料品売り場の改装が終わり、3月30日にリニューアルオープンした。
今月9日にリニューアルオープンした1~9階同様、2009年のリニューアル後1年半の経過を踏まえ売り場を再構築。店内の買い回り促進を図った。
5月には大阪ステーションシティが開業することから、西側エントランス部分をリフレッシュ。入口を増設し、強みであるワイン売り場を中心としたゾーンを構築した。「ワインを楽しむ」をキーワードにした同ゾーンでは、デーリーからビンテージまで幅広い商品をそろえ、ワインアドバイザー7人がワイン選びを手伝うほか、毎週バイヤーが選んだ100種類のワインが試飲できる。ワイン売り場の周りには、ワインと合う総菜を集めた「デリカワールド」やベーカリー4店で成る「ベーカリーワールド」を配置し、連動性のある売り場にした。
「デリカワールド」では、老舗ビアレストラン・ニューミュンヘンの人気メニュー「阿波乙女鶏の骨付き空揚げ」(100グラム=310円)や、西宮の青果問屋がプロデュースした808キッチンの「野菜コロッケ」(1個158円)、約200種類のチーズをそろえる「チーズハウス」、大豆シートで巻いた手巻きごはん「シャーリーロール」(391円)を販売するシャーリーバー、ユーハイムと老舗牛肉店・大井肉店がコラボレーションした「神戸牛のミートパイ」(368円)など、新ブランドも多数導入した。
「ベーカリーワールド」は、既存の「ルビアン」「ポール」に加え、セサミやチーズをトッピングしたさまざまな味をそろえる「ベーグル&ベーグル」、野菜のクリームパンなどを販売する「アルフパパ」の4店舗で構成。イベントコーナーには週替わりで話題のパンが登場する。
「グロッサリーゾーン」には、「くいだおれポンズ」「泉州ソース」「自由軒 万能カレーソース」など、大阪産のご当地調味料約50種類、全国のご当地調味料約100種類をラインアップし、計約800種類の調味料をそろえた。
「和・洋菓子ゾーン」には、阪急阪神百貨店と高島屋が共同開発したサンドスイーツ店「ピュアフォレスト」や、「ヴィタメール」プロデュースのシュー専門店「プティ・サブロン」、羽田空港店に次ぐ2号店としてオープンしたクランチチョコ専門店「ショコラコート マジー」、48種類のかりんとうを販売する「玉や絲や」などが登場した。
「生鮮食品ゾーン」では、「さかな屋の寿司」の向かいに同店の押しずし、棒ずしコーナーを新設。堺の老舗店「穴子の松井泉」も初出店し、「弁当ゾーン」は弁当と総菜をフロア中央に集約した。
同フロアの営業時間は、月曜・火曜=10時~20時30分、水曜~土曜=10時~21時、日曜・祝日=10時~20時。