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インタビュー2011-03-23

「被災地の女性を元気にしたい」
小椋ケンイチ(おぐねー)さん (メーキャップアーティスト)

 3月21日の「東北地方太平洋沖地震チャリティーイベント・小椋ケンイチトークショー~被災地にエールを!~」開催前、メーキャップアーティストの「おぐねー」こと小椋ケンイチさんがインタビューに応じた。

-今回のイベントは中止も検討されていたと聞きました

先日はるな愛ちゃんと渋谷で募金活動をし、表に出ている人間が発信しないといけないと思いました。東京ではイベントの中止が相次ぎ元気がないけど、大阪、名古屋では発信する機会がある。自粛するより声を出し、1日だけでなく1カ月、半年、1年と継続できるように声を上げていくことが大事だと思います。関西では阪神大震災の経験者も多く、協力者が多いのではないかと思いました。
チャリティーは、国に対して期待するより個人の力の方が大きく動かせると思います。テレビなどで銀行口座への振り込みを呼びかけていますが、テレビを見て銀行に行ってってむずかしいじゃないですか。目の前でしていると協力しやすいと思うので、1カ所でも多く開催し、心がつながっていければとの思いで内容を変更しての開催になりました。

-渋谷で募金活動をしたということですが…

はるな愛ちゃんとは10年前からの友達ですが、募金活動をした前日に愛ちゃんが1人で3時間ぐらい募金活動していたという話を聞いて、「行動力がすごい」って思いました。愛ちゃんだからこそ、心に傷があるからこそできたんだと思います。それで「明日もする」っていうので、9時から11時ぐらいまで2人で募金活動をしました。マイノリティーである2人が白昼堂々と声を出したりできる世界ではなかったのを認めてくれた人たちに感謝を込めて、応援したりお返しできたりしたらいいなと思いました。
 初めて募金活動をやるので「恥ずかしいな」「初めてなので声を出せるかな」と思ったけど、第一声目から大きい声が出た。普段、事務所の人に守られている中でしかしたことがなかったけど、2人だけで、素の個人の部分で行うことができました。

-周りの反応はいかがでしたか?

被災地から避難してきた人や、若い人で実家が仙台にあると泣きながら声を掛けてきてくれた人がいて、とても身近に感じました。声がかれてきたら、お茶やあめ玉をくれる人がいて、自然なあたたかいコミュニケーションが感じられた。みんなにメッセージを送ろうとしている中では意地悪をする人もなく、多くの人が近寄ってきてくれた。東京はクールで冷たい感じもあったが、距離を短く感じられたので、できて良かったです。
そのことをブログで発信したら、見た人が「今度するときは協力する」など言ってくれた。それが募金活動につながればと思います。最初は勇気がいるけど、それは愛ちゃんがやってくれた。事務所のしがらみなどなく、芸能界を巻き込んでいきたい。

-今後はどのような支援活動を考えていらっしゃいますか?

愛ちゃんが被災地に炊き出しをしに行くと言っていたのでたくましいなと思いました。僕もヘアメークや少し髪を整えたりしたいと言ったら、マッサージやネイルをしてあげたいと言っている人も出てきた。女の人たちを元気に明るくしたい。女の人が元気になると周りの人も明るくなる。世の中を元気にするのは女の人だから。
炊き出しやおむすびを作ったりと、ほかにもできることが見つかった。今回の震災で考えさせられることがたくさんあったので、できることをどんどんやっていけたらと思います。大阪でもみんなの前で話がしたい。今回のイベントもまたブログで発信したら、「私も手伝いたい」と言ってくれる人が増えると思います。

-最後に被災地の方々へメッセージをお願いします。

 「頑張って」とは言えない。弱音を吐けるときには吐けばいいし、頼りにできる人がいれば甘えればいい。そんなに頑張らないで、周りの人に甘えて次へのエネルギーをためてもらえたらいいと思います。
 この後のイベントで小椋さんは「大阪は街に人がたくさんいて活気がある。大阪の元気が東日本に伝われば」とし、集まった観客らに募金を呼びかけ、募金協力者一人ひとりに感謝の言葉をかけた。

小椋ケンイチ(おぐねー)

1968年長野県生まれ。 血液型:O型
1993年SASHU W-3260 STUDIOにてヘアーメイクを学ぶ
1995年オフィスオグラ 設立
1997年NEVER LAND 設立
ヘアーメイク歴:モーニング娘、熊田曜子、小池栄子、MEGUMI、長谷川京子、谷亮子、栗山千明、宮里藍、水川あさみ、ほしのあき他200人以上
テレビ、ラジオ、雑誌等出演多数

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